ドラゼミ


小学生の時から授業はいつも寝ていて、ほとんど参加してこなかったというツワモノの男の子が私の塾に通うようになりました。

中学生になっても当然のように寝ていることが多かったらしく、学校の先生も見て見ぬふりで、そのまま授業が進行していたとのことです。
(先生の気持ちもわからないではないですが、もうちょっと考えてほしいものです…)

そんな彼ですが、数学の授業だけは様子が違っているようです。

なんと!
自分から一生懸命に問題を解き、手を挙げて発表までしているそうです。
(同じクラスの他の生徒から聞きました。)

なにが彼を、そんなに変えたのか?

それには幾つかの成功体験が影響しているようです。

中1で最初に学習する「正の数・負の数」の計算を教えた時に、解き方のポイントがうまく理解できたようで、正解していくつも丸をもらいました。
これまであまり勉強をしてこなかった訳ですから、当然、勉強で褒められた経験は無いに等しい彼が
「ちょっと頑張ったらできた!」「丸をもらって褒められた」ということで、とてつもなく大きな励みになったようです。

これをきっかけに、数学(計算)に興味が湧いた彼は、次第に難しい計算までも取り組むようになりました。
興味がわいているので、計算している時間の持続力も延びました。

そして、わかるようになれば、学校の授業にも興味が湧いてきます。
授業で、先生の質問に対して手を挙げて発表したところ、学校でも褒められたらしく、ますます好きになっていきました。

彼の場合、全ての教科にこの影響が波及した訳ではありませんが、それでも以前よりは学習する態度に違いが見えるようのなってきています。

成功の体験を重ねていくことで、学習に対する意欲が芽生える例を目の当たりにして、先ずは、学習の喜びを感じさせるることが大切さであるということを実感しました。

また教える側、見守る側も、その喜びを与えるためには褒めてあげることがなにより必要であると感じています。

特に、普段あまり勉強してこなかったお子さんには、影響が大きいので、ご家庭でも「褒める」を実践してあげてください。

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